日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年1月24日話し方上達の秘訣は単純なことの繰り返し

日本話し方センターの提供する各コースは、単に話し方を改善したりあがらずに話すテクニックをお伝えしているだけではありません。相手に受け入れられる話し方をして、人間関係をよくすることを大きな目標にして様々なことをお伝えし、トレーニングをしています。しかし、お伝えしていることのほとんどに共通している点が一つあります。それは、とてもシンプルだ、ということです。



例えば、このようなことです。
・聞き手に届くような大きな声で話しましょう
・笑顔で話しましょう
・話す前にどういう話か短い言葉で伝えましょう
どれも、聞けば「なんだ、そんなことか」と思うようなことばかりです。本を読めばこういうポイントは、これでもか、というくらい書かれています。
でも、現実にはこうしたシンプルなことがなかなかできない人が驚くほど多いのです。

シンプルなことがなぜ思うように実行できないのか。その理由は主に2つあります。
1つ目は、自分だけではどの程度やればいいのかわからないからです。
人は自分のことは意外なくらい認識できていません。例えば、2日間集中セミナーではこういうやり取りが時々あります。
講師「もっと大きな声で話しましょう」
受講生「私、精一杯大きな声を出しています。これ以上出せません」
講師「じゃあ、ビデオに撮って話している様子を見てみましょう。(ビデオに撮って再生するのを見てもらって)いかがですか?」
受講生「あ~、本当にこんな小さな声なんですね。自信がない感じにも見えますね」
やるべきことは理解できても、それをどの程度やればいいのかという点は非常に重要です。しかし、これが自分ではなかなか判断できないので、シンプルなことも実行しにくいのです。

シンプルなことが実行できない2つ目の理由は、人は以前と違うことをやるのに抵抗があるからです。
今まで小さな声で話していた人が大きな声で話すには少なからず自分の殻を破る必要があります。でも、それはある意味では過去の自分を否定することになります。それはとても勇気がいることです。その勇気を出して一歩を踏み出すことは、なかなかできることではないのです。

では、どうすればシンプルなことを実行できるようになるのでしょうか。
それには、他の人に見てもらいアドバイスを受けるのが効果的です。その声の大きさで充分か、自分以外の人に判断してもらうのです。日本話し方センターが提供している各コースはそういう役割を果たしていると思っています。専門家がどの程度やるべきかを適切に提示します。また、大きな声で話すなど、今までの自分には抵抗のあることをあえてやることで自分の殻を破ってもらう場でもあります。

世の中の大切なことは、結構シンプルなものが多いのです。だから、そういうものは聞けば「わかる」。でも、それが「できる」ようになることが難しいものです。他の人や場を活用することで、新たな道が拓けます。

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーオンライン短期集中トレーニングコースは、改善すべきことをどの程度やればいいか適切にご提示します。また、ここは恥をかく場だと割り切ってもらった上で自分の殻を破るお手伝いをしています。ぜひ上記リンクからホームページをご確認ください!
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